?アーマチュア
アーマチュアはコア(鉄心)、シャフト、コイル、コンミテータなどで構成され、アーマチュアコイル全体を樹脂で固めて、耐熱耐振性を向上させている。又、シャフトにはねじスプラインが切って有り、このためピニオンギヤの前進力はアーマチュアの回転力によっても得られ、その分だけマグネチックスイッチの小型化が可能となる。同時に回転力による前進力が極めて強いため噛み合いも良好となる。
2・162図 アーマチュア
?オーバランニングクラッチ
オーバランニングクラッチは、エンジンの回転からアーマチュアのオーバランによる破損を防止するためのもので、ピニオンギヤーの離脱をスムーズにする働きもしている。
構造は2・163図に示すように、インナ(ピニオンギヤーと一体)、アウタ(スプラインチューブと一体)、クラッチローラ、スプリングから構成されている。ローラの納まる凹部分は一方が狭くなっており、ローラは常にその狭い方にスプリングによって押しづけられている
2・163図 クラッチの構造
(作動)
2・164図に示すようにスターティングモータが始動すると、アーマチュアの回転を受け、アウターが矢印の方向に回転するとクラッチローラはスプリングで
前ページ 目次へ 次ページ
|
|